2019年04月22日

母校を巡る...小学校

統一地方選挙、我が町は町長選には対抗馬も無く無投票決定、町会議員のみの選挙が行われた。
会場に当てられた小学校の体育館は64年前に卒業した母校である。これまで車で行っていたため
校内を歩く事は無かったが、昨日は徒歩だったこともあり、裏門から投票会場へ行ったのだった。  
2人の子どもの母校でもあるが息子が卒業してから早34年も経つのだ...。

そして今朝散歩のついでにカメラを携えて再び母校へ。6時50分、既に実務に就いている教師もいれば
次々に出勤してくる教師にも出逢う。しかも女教師である。ご自分の子どもさんは?ご主人やご家族は?
要らぬ心配が頭を過る。

若い女教師がやって来てきたので
「お早うございます、この小学校、実は私の母校でもありますが、昨日選挙に来たのですけれど懐かしく
なってまた来てしまいました」と言うと
にこやかに「そうでしたか、それじゃ校歌も歌われますか?」
「はい、『われらの歌』ですね、歌えます、私が小学校3年生の時誕生しました。作詞はその時の校長先生
歌は担任の先生が歌ってくれました。校長先生はムラマツリュウイチ先生、歌って教えて下さったのは
スズキヤスヒロ先生でした」
「失礼ですが今お幾つですか?」
「今年77歳になります。ご免なさい、お忙しい先生にお手間を取らせてしまって!」
「いえいえ、その当時の生徒数をご存知ですか?」
「校歌に歌われている通りです。私の記憶では540人だったと思います」
「貴重なお話をありがとうございました。ごゆっくりどうぞ」実に爽やかな女教師だった。

正面入り口 左右に石柱が立ち64年前と変わらず
DSCN3339.JPG

既に葉桜となってしまったが2人の子どもの入学時、ここで担任教師に記念写真を撮って
もらった記憶が昨日の様に甦る。
DSCN3338.JPG

DSCN3332.JPG

DSCN3337.JPG

校庭の広さも変わらず、黒い屋根は寺だ
DSCN3341.JPG

ヤマモモの木も昔のまま、少し大きくなって
DSCN3334.JPG

新しく説明書きか加わっていた。
DSCN3335.JPG

校長を始め教師からは「自彊不息、校名に恥ぬよう自ら努め励みましょう」と事ある毎に教えられたが
果たして今の私は...?
校庭の裏に在る寺が学校になり亡母はこの小学校の第一期の卒業で20名足らずの生徒の1人だ。

母校の校歌...音声が出るまで1、2分要します。時間がございましたら...。
http://www3.tokai.or.jp/jikyo-syo/syoukai/kouka/kouka.htm
 
posted by ふきのとう at 09:10| Comment(10) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月20日

一汁一菜と再利用の手提げ

先日、御前崎港で獲れたたという鰯を25尾も頂いた。開けば好いのだが、針仕事も途中であったし
大好きな丸干しにした。思いのほか塩加減もよく美味しい。頭から齧り付けば鰯は丸ごと私のお腹に
治まり、その昔「この子はまるで猫だね〜え!」と父母に言わしめたことも納得だ。

今朝の一汁一菜、針仕事を片付けたい一心も有るが、その実他におかずも無いことも事実。
DSCN3306.JPG

それこそ息子が小学生の頃の流行の「手提げ」参観日には誰彼か2、3人が同じような手提げを提げて
いるのだった。ただ、形は同一でもそれぞれに好みの花柄や織のもので、私は刺繍を施した。
新聞で見た絵を参考に図案化したが「蝶」が苦手な私ははじめ「蝶」を省いて刺したのだが何とも図柄に
締まりがないので大まかな蝶々を刺したのだった。

流行も廃れ、ここしばらくはロッカーに眠っていたが、意外に刺繍糸の色が褪めていないので、再利用して
形を変えた手提げを縫う。木口は格好が良いのだが物を入れると重みが腕にくるため、ごく普通の手提げに。
元の手提げのギャザーの部分が少し色褪せも有るが、普段買い物に行くぐらいなら充分使えると思う。

DSCN3308.JPG

問題の「蝶」
DSCN3318.JPG

元の手提げの襠の部分を紐に使い、襠が取れなかったため底を丸くしてダーツをいれる
DSCN3310.JPG

縦34cm横32cmの仕上がり、早く使わねば季節的にも合わなくなってしまう
DSCN3317.JPG



posted by ふきのとう at 07:30| Comment(9) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月17日

訳有って...急き゛

5人の孫がいるのだか、女の子は2人、その1人、高校2年生(息子方)の孫は「このひざ掛けとライティング
デスクいつか私に頂戴ねっ!」やって来る度に言い、我が家に居る間このひざ掛けを離さない。

DSCN3282.JPG

「そうね、上げるわよッ!」約束は出来ている。そうなるともう1人の孫にも「何を上げようか」と考え
「そうだっ!歌留多がいい!」先日、仕覆を作ったのはそんな思いからだった。。

今年中学生になるその孫(娘方)は非常に勝気でそれこそ「だれかさんそっくり!」この子の母親、つまりは
私の娘だが「おっとり」にも限度があり「いい加減にしてちょうだい」組に属する。紛れも無く私の娘ではあるが
その性格は微塵も私には似ず、不思議の一つである。

龍村の鴛鴦文様、元は手提げだったが使い勝手も今一つ、解いて古帛紗と仕覆に仕立て直した。
DSCN3298.JPG

夫の作「油滴天目擬き」仕覆を被せると見栄えもよく見えるから不思議だ。
DSCN3301.JPG

こちらは御物袋仕立て、私兼用の茶碗入れ、中綿にもある程度の厚みを持たせてある。御物袋(ごもつぶくろ)と
言うと大仰だが、仕覆とも仕立てが違い、縫う工程も少なくいくらか縫いやすい。しぼの大きな縮緬を使用。
使う度に出したり入れたり、面倒と思いきや、近頃はボケ防止に役立っている。
DSCN3297.JPG

DSCN3300.JPG

DSCN3299.JPG

茶溜まりに茶の色が移り、30年も経つと茶碗と言えども風格もでるものだ。

花の昼茶の湯の時間男子校    ふきのとう
posted by ふきのとう at 17:11| Comment(4) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月16日

仕覆を縫う...歌留多の箱

階下で鳩時計が鳴る、25時だ。夜更けまで針仕事をするのは何年振りのことだろうか。
若い時分には真夜中に1人起きていることに妙な快感があったが、最近は至って早寝早起きだ。
以前に比べれは針仕事もめっきり減り、手縫いともなればなおさらのこと、一昨日から仕覆を縫い始め
手慣れて比較的縫い目も揃っているうちに仕上げたい一心でこんな時間となってしまった。

DSCN3279.JPG

DSCN3281.JPG


久し振りに歌留多の箱を開けて見ると、一番上には私の最も好きな歌が...そう、歌留多を仕舞う時は
中学生の時からこの手順は崩さなかった。

中学生になったばかりの頃父に買ってもらった歌留多「小倉百人一首」、60有余年を経て、箱も古り
金泥の文字も薄れ、かすかに判読できる状態だが、大切に扱って来たから札には汚れはまったくなく
経年を感じない。ふたりの子どもも独立し、恒例だったお正月の歌留多取りやぼうず捲り、散らし取り、
源平合戦もしなくなって久しい。
母の帯を解いて仕覆を作ることを思いたち、一昨日から手掛け裏地には羽裏を使い先ずまずの仕上がり。

DSCN3286.JPG

「つがり」の縢りもすっかり忘れてしまって以前に縫った茶入れの仕覆のつがりを見ながら縢る。
「緒」もう少し短い方が見栄えは良いのだが、作っても使わなかった打紐をそのまま使用することにした。
箱に掛けてあったはずの紐も無くなっている。買ってもらった時は緑色の袋織の紐が掛けてあったはずだ。
夫の使っていた茶碗の箱用の一重織の真田紐の残りを取り敢えず掛けてなりを整えた。

DSCN3288.JPG

DSCN3285.JPG

DSCN3278.JPG

春の夜半にぎり鋏の小鈴鳴る      ふきのとう








posted by ふきのとう at 12:03| Comment(10) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月14日

「ぽちょぽちょ」が美味しい

朝のお茶を淹れながら、過日句友達からお茶が美味しいと口々に言われたことを想い出した。
普段使いのお茶なのだが、お湯の温度を気を付をけただけのことと自家水道水であることが功を奏したのだろう。
茶を淹れながら「最後のぽちょぽちょが美味しいのよねっ!」と言った私に「そうそう、そうなのよねっ!」
皆異口同音に言ったのだった。

当地のお茶は深蒸茶が主流になり、消費者の人気度も高く、通常の煎茶は(深蒸しでない)店頭に見ない。
況してやテレビで「お茶は深蒸し」と言ったから深蒸茶に拍車がかかってしまったのだ。
ところが川根茶は深蒸しでない茶葉が主流であり、過日の旅館では上級と言って良い程の茶葉が茶筒に
たっぷり入れてあり、皆一様に驚いたようだ。
私が言うまでも無く川根の茶畑はその殆どを山間部に位置するから「葉」も平地のそれとは違い柔らかく
深蒸しの必要が無いと言う。牧之原台地で生産される茶葉は走り新茶の「手摘み」を除けば新茶と言えども
その殆どが深蒸しにして販売される。

数年前に茶摘みを頼まれてその報酬を私は茶葉で頂き、知人たちに新茶として送ったのだったが、自身で
試飲して吃驚!色目はすこぶる良いのだったが味が良くない、よくよく聞けば「ブレンド茶」だった。
それに懲り懲り、あれから新茶を送ることをしない。只我が家の愛用の茶が美味しいと言われた方には
その都度買い置きの茶葉をお持ちいただく。

煎茶
DSCN3275.JPG

深蒸し煎茶
DSCN3277.JPG

我が家では先ず白湯を飲んでから煎茶を頂くのだが「ぽちょぽちょ」を夫か私かが論争になり
「お茶を淹れた人が優先」と結論し、夫は進んで茶を淹れることが多かった。
そう、提案者は私、たとえ「ぽちょぽちょ」が頂けないとしても他人様に入れて頂くお茶の美味しいこと!
夫はまたしても悪妻の悪知恵に填められてしまったのである。

DSCN3270.JPG

そろそろ茶摘みも始まり、新茶の旗がなびく季節を迎える。
悪妻と名乗れるのも夫が在ってのこと、今では「ぽちょぽちょ」は如何なる時も夫優先である。

とっときの茶を淹れませう桜餅   ふきのとう






posted by ふきのとう at 08:39| Comment(10) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月13日

目印...ビーズのペンダント式ボールペン入れ?

「あっ!〇野さんだっ!」遠くから句友の声がする。
その声は私の顔を確認しての声ではなく私の首にかかっているボールペン入れを指しているのだった。

RSCN3261.JPG

吟行句会、鍛錬会など、このボールペン入れといつも一緒の私が句友の皆にはとても印象的だったと言う。
どこで買ったのかよく問われるのだった。

DSCN3267.JPG

小学校のバザーがあり、買おうか迷ったのだが、買わずに帰宅、それでも何と無く買わなかったことが
気にかかり「やっぱり買おう」と思い直してバザー会場に戻ると売れ残っていたのだった。
最初500円の定価が300円になっていたのだったが、500円払い私の物になった。
句友の誰もが注目し、欲しいと言われ、その後気に掛けているのだが見かけることは無い。
たぶん東南アジアの雑貨だと思うが、私は間違いなくボールペン入れと思い購入したのだが、果たして作り手の
意図は解らない。ボールペンを探したり、無くしたりすることも無く、句帳に挟むよりも便利に使えて、今では
吟行に無くてはならない持ち物となっている。


囀りに耳膨らます雑木山    ふきのとう
posted by ふきのとう at 08:50| Comment(8) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月11日

良き句友を得て

川根〜千頭〜奥大井周遊

大井川鉄道金谷駅
DSCN3163.JPG

接岨湖
DSCN3169.JPG

接岨湖湖上に在る奥大井湖上駅
DSCN3176.JPG

旅程1日目は大井川鉄道金谷駅⇒千頭駅(南アルプスアプトライン)⇒奥大井湖上駅まで、始発から28番目の
奥大井湖上駅までの往復、寸又温泉郷「翠光園」泊まり。

img_3.jpg

私も晴れ女と思っているが句友のひとりも晴れ女と言われていて、初日は稀の峡日和に恵まれた。
行けども行けども山また山は満開の桜に出迎えられたのだった。
奥大井湖上駅で駅弁を食べ、辺りを散策し約2時間を堪能した。金谷駅で購入して置いた駅弁も
大好評で、句友達も湖上駅には満足を得たようだ。
その夜もひとしきり、小さなアプト式鉄道の話に花が咲き、夕食の部屋も献立も期待を上回り
とろりとした温泉(アルカリ単純硫黄泉)別けても露天湯は大好評、露天湯から見える星空も街で見る
星とはかなりの違いがあるらしく長湯となったようだ。因みに私はカラスである。

温泉の所在地は私の住む郡と同じである
img_5.jpg

前日の予報は見事に当たり、翌朝は牡丹雪、昨日との落差には驚いた。
それでも日程の小夜の中山⇒御前崎⇒昼食は「みはる」の海鮮料理⇒なぶら市場⇒能満寺の蘇鉄を見学
その後、句友達が仏壇の夫に会いたいと我が家へ、すみれの砂糖菓子、クッキーと柚餅子をたべながら
小休止、島田駅前のホテルへ、夕食を共にし私は帰宅。

そして本日の旅程登呂遺跡⇒芹沢_介美術館へ、静岡駅南口で待ち合わせ、9時に家を出る。

登呂遺跡博物館の屋上、誂えたような富士山が見える。東京でも富士山は見えるが「さすが静岡」だと。
DSCN3220.JPG

DSCN3236.JPG

昼食は「もちの家」で手打ち蕎麦と安倍川餅を食べ1時間ほど話して静岡駅へ、握手して別れた。

DSCN3240.JPG

51_1.jpg

51_2.jpg

桃、桜、奇しくも4月の雪に遭い、あっという間の3日間、久闊を充分に温めて、元の独りに戻る。

あたたかき握手の別れ花の駅    ふきのとう








posted by ふきのとう at 17:05| Comment(10) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする