2016年02月09日

誘われて

              友人の散歩道
       午前9時、友人から電話があり「今何してらっしゃる?」
       「台所にいるの、厳密に言えばミキサーを使っているの」と私
       「あんまり良いお天気だから、散歩に誘おうかと思って」とのこと。
       この手の話はほっとけない性分だ。「行きます、いきます」のふたつ返事。
       早速出掛けた。友人の家は茶畑の只中に在し、私の家から3キロほどある。
       「私のいつもの散歩道を案内するわね!」と言はれ、上り坂下り坂併せて3Kほどの
       いつものコースを案内してもらった。「ここは以前みかん畑」「この坂道には
       初夏になると捩木(ネジキ)が咲くの」「テイカカヅラじゃなくて捩木なのね」
       「この斜面にはツリガネニンジンがいっぱい咲くのよ」「あっ!野老だ!」
       友人も私も雑木や草花が大好きなのだ。それゆえ、似たような木々お互いの家の庭木となっている。
       そんな雑談の途中に判明の付かない木が有り「ナギ?いやクスノキ?」背の高い友人が
       すぐさま葉の1枚を揉んで「クスノキだわ」と言った。
       クスノキほど解りやすい木は無いのに、北風に煽られた所為か、艶やかさの欠片もない。
       「植物の名前を即答すると信憑性に欠けるわね、少しは考える振りもしないと」と私が言うと
       友人が不思議そうに「どうして?」と聞くので以前の苦い経験を話したのだった。
       たまたま私の知っていた草花の名前を次々と即答したばかりに「それ、本当なの?」と
       同行の知人に言はれたことが有った。テイカカズラやトコロ、サワフタギ、ゴンズイなどが
       本名を疑われることが非常に多い。

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       富士見ゆる坂佐保姫に背を押され     ふきのとう
       佐保姫に背を押されゆく切り通し     ふきのとう
       唐突な風来て枯葉打ち鳴らす       ふきのとう  
       
       <木の芽打ち鳴らす>では良くないだろう、立春を過ぎての冬季だが仕方がない。
       
posted by ふきのとう at 15:01| Comment(8) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする