2016年05月29日

花筏

               好きな植物
      ハナイカダは好きな植物である。
      水面に落ちた落花が集まって流れに乗る様も「花筏」と言うが
      植物のハナイカダは子供の頃から知っていた。生家の茶畑近くの沢沿いの道で
      見かける見慣れた花であり果実であったから。  和菓子の「花筏」も然り。
      落花を筏に見立てて「花筏」と覚えたのは後年に俳句を始めてからの事である。
      今年のハナイカダは例年になく実を付けてくて嬉しい。
      今朝、小さな花器に挿してテーブルに飾った。初々しい緑の果実が初夏らしい風情を持つ。
      春の季語であるが結実するのは晩春から初夏にかけてのことである。
      歳時記には別称を「ままっこ」と記してあったが、例句の少ない季語だ。

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      この緑の果実はやがて艶やかな黒色となってそれもまた美しい。

      どの葉にも船頭ひとり花筏     ふきのとう
       船頭の手持無沙汰よ花筏      ふきのとう
      
     


      
posted by ふきのとう at 07:45| Comment(4) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月25日

始まり、はじまり

                田植えの準備
         DSCF2535.JPG

        日頃は全く気にはならない家の横の小川の水音が家の中に居ても聞こえてくる。
        例年この時期の風物の音だ。この音が聞こえてくると「ああ、始まるな」と思う。
        そう、今年も田植えの季節の到来だ。私にあっては幼い日の思い出に繋がる大切な水音。
        田植え機の無かった時代、田植えの始まりを知らせるものの一つにこの水音がある。
        しかし機械化された現代の田植えは、水音以外の音も賑やかだ。
        耕運機、種蒔機械、代掻機、田植機、稲刈機、乾燥機、動力散布機等々
        私が知っているだけでもこれだけある。
        さらに言えば耕運機(トラクター)300万、種蒔機20万、田植機(乗用型)150万
        動力散布機80万、稲刈機350万、乾燥機60万、昨日、家の前の地主さん聞いた
        この辺りの専業農家の規模での機械の値段である。
        高額であることは確かだが、何とこの機械の使用日数は僅か5、6日であると言う。
        1年の殆どを眠らせておく機械の維持管理、保管場所など様々な苦労が農家にはある。
        ならば共同でということになるが、田に水を入れる都合、手伝いの出来る家族の休日など
        どの家庭も田植えの予定日が同じであるために、農業機械は共有できないとのことだ。
        従事者の賃金など考慮すれば「米」はあまりに安価だ。
        元来お米派の私、食欲の増す努力をする他に協力は出来ないのだ。 頑張れ日本の農業!

            田を植うる気配水音高まりて      ふきのとう
            代を掻く瑞穂の水を昂ぶらせ      ふきのとう
              大袈裟ですが....
        
        
posted by ふきのとう at 08:30| Comment(4) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月20日

山法師

                初夏に似合う花
      依頼してあった商品を受け取に松坂屋まで東名バスで出掛けた。 
      夫は留守番なのだか昼に先日の茶房「椿」のハンバーグが食べたいと言うので
      帰路はJRで。藤枝駅北口で待ち合わすことにした。
      「椿」は先日よりも庭の緑が深まり夏の到来を告げている。入口には蚊遣りが焚かれていた。
      庭に点在する置物や、入り口の大甕に活けてある季節の花に溶け込んで
      蚊遣りも持て成しの一つになっている。裏切らない味のハンバークを頂いて、食後の
      珈琲も美味しく頂いた後、2階のバルコニーを拝見、1階に見劣りのしないな設えと
      葉桜が見事だった。「薄墨桜」と伺った。 近くの公園で毎夏行われる水上花火を
      見る為に設けたと言うとても贅沢なバルコニーだ。
      葉桜も良いが花の季節も魅力的なバルコニーとなるだろう。残念なことにカメラは家に。

      我が家と言えば、山法師が咲きそろい今が見ごろとなった。
      木の下から仰ぐのも良いが、家の前の道路から見る方が見応えがあるように感じる。

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      今日の北海道は30℃を越えたと言うが、木々に囲まれ家の中は22℃
      今週末には田に水が引かれるから肌寒く、夜は布団が離せない。
           南風吹く幾たび変はる川の音        ふきのとう



      
posted by ふきのとう at 19:21| Comment(4) | 刺繍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする