2017年05月04日

我が町逍遥

              林泉寺、小山城、そして万代の池
        約束時間より早めに句友たちがやって来て、早めの出発となった。
        私と同齢2人、3歳上1人の4人の吟行の始まりだ。
        先づ林泉寺の長藤と今日の主要の十王堂へ向かう。
        句友の1人が仏像に造詣が深く、先日見た時よりも念入りに拝観。
        そして小山城へ。何時でも行けると思っているため、とんとご無沙汰
        展示物も増えて以前よりも充実感を得た。句友同士なので捉えどころも
        共通していて時間をかけて鑑賞、天守閣に登って家の在る方角を見る。

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        天守台から見下ろした2つの風景、このどこかに我が家があるはずだ。
        以前ここに備え付けてある遠眼鏡から眼下を見下ろした知人の1人が
        「お宅のご主人が縁先で爪を切っているのが見えた」と
        まことしやかに言った言葉が今も仲間内で伝説になっている。
        その実良く見えるので、句友たちも驚いていた。 城を下り、能満寺の蘇鉄を見る。

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        この蘇鉄、駿府の家康に所望され、寺から駿府城に移したところ、毎晩のように
        「お寺に帰りたい」と泣く蘇鉄を哀れに思い、ここ能満寺に帰されたと言う伝説がある。
        「泣いた蘇鉄」として夙に有名な、日本三大蘇鉄の1つだ。
    
        そして、町の天然記念物の「萬年家の皐月」へ、残念な事に季節が早すぎて咲いてはいない。
        それではと、私のとっときの場所、万代の池を案内した。

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        この近くに生家の茶畑があり、子供の時分はこの池の周りで、花を摘んだり
        沢蟹を捕ったりして日の暮れるまで遊んだものだ。私の句の中の「隠沼」の原点の池だ。
        近くに茶畑が有ったからこそ知っているが、この池の存在は知らない人の方が多い。
        夏鶯が盛んに鳴き、山藤も湖面に枝垂れ咲き、改めて美しいと思った。
        主要の十王堂よりもこの池が一番良かったと皆口々に言ってくれた。
        昼食の鰻重も申し分の無い美味しさ、充実の小吟行となった。

        隠沼の水尾のふたすじ残り鴨     ふきのとう
        
posted by ふきのとう at 09:48| Comment(8) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする