2017年07月06日

鉄の風鈴

                亡兄の形見
      台風も被害なく過ぎ去り、今日は青空も覗いて正しく梅雨の晴れ間。
      未だ台風の渦中にある皆さんの無事を祈るのみだ。

      毎年7月1日に出していた風鈴、忘れていたわけではないが、今年は今日になってしまった。

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      この南部鉄の風鈴は今は亡き夫の兄が、この家を建てた時に送ってくれたものだ。
      今は見慣れてしまったが、家紋入りの風鈴でその風情にも存在感がある。
      その義兄も疾うに鬼籍に入り、形見の風鈴となってしまった。

      風鈴の舌に書かれし万葉歌  ふきのとう

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      今月の日捲り、日捲りから我が家への暑中見舞いだ。「ああ、夏が来た」と毎年思う瞬間。
posted by ふきのとう at 13:30| Comment(8) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月02日

花筏

               新前が老練に
      朝起きていの一番にヤマボウシの木の下に行って見る。
      「おお!ハナイカダの実が色付いている!」と言っても実は艶やかな黒色だ。
      はじめの青い実は新前、熟してからの黒色は老練の船頭と言う事だろう。
      昨年も沢山の実をつけてくれて切り花にして楽しんだ。
      自分の家にも植えたいという句友2人に株分けをしたため、今年は花も実も少ない。
      この株分けが至極困難で、雌雄異株だから花が咲かなければ雌雄の区別が難しい。
      かなりの大株だったが、雌雄の株を2人分に分けたから、本家も大そう貧弱になってしまった。

              5月25日現在
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               そして今朝
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      桜の花が散り始め、池や小川にかたまって流れる様を筏に見立てて「花筏」と言うが
      この緑の葉を筏に、黒い実を船頭と見立てた、日本人ならではの 風雅な名前だ。
      別称を「ヨメノナミダ」と言うらしいが、この艶やかな黒い実を涙と見立てるならば
      幾星霜、苦労を背負った嫁の涙に違いない。

         吾に嫁といはれし時代花筏        ふきのとう

      
posted by ふきのとう at 15:55| Comment(7) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする