2016年06月25日

正しい謙譲語

                  葬儀の司会
       「ご臨席の皆、様本日は故〇〇様のご会葬にご臨席賜り誠にありがとうございます」
       「只今より施主様の〇〇様より本日ご臨席の皆様にお礼のご挨拶を賜ります」
       その挨拶が終わると「只今は喪主〇〇様のご挨拶を賜りました」等々.....
       「様」「賜りました」の遣いどころが気になり、聞いていてどこかに違和感を感じた。
       そう、謙譲語の対象と使い方だ。
       以上は会場となった葬祭業者と依頼者側の関係に生じる謙譲語と思えば疑問は無い。
       ただ臨席者には少しの疑問を抱く。
       「只今よりご臨席の皆様に喪主〇〇より一言、お礼を申し上げます」で良いではないか。
       代議士の遊説ではないのだから喪主側の「様」も「只今は喪主〇〇様のご挨拶でした」は
       不要だ。
       今までにない多くの参列者、高貴な戒名を持つ友人の葬儀に邪曲な私は多くの違和感を
       禁じえなかった。   
       若くして黄泉に旅立った友人には微塵の恨みつらみのないことは言うまでもない。

       黄泉のことまた伝へ来よ沙羅の花      ふきのとう

       DSCF2517.JPG

       庭に咲く江差草、咲き登り詰めいよいよ花の仕舞だ。
       
posted by ふきのとう at 09:12| Comment(7) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
謙譲語と敬語、最近は何だか解らない使い方が多いですね。
という私も、正しいかどうか、自信を持てないときがありますけど。
やたら「様」を付けるのも、何だかイヤです。
医院で「○○様」と呼ばれるのがとっても気になります。

黄泉から帰った方は居ない・・はっとする句です。
Posted by KUMI at 2016年06月25日 23:34
言葉 特に日本語は難しいですね。
おっしゃるように 何度もそういう機会に遭遇していたのでしょうが〜
今までそれほど気にしていませんでした。

先日 こちらへ初めて訪れまして
ガサツな私は、少し気後れしてコメントできず
申し訳ございませんでした。

草花への造詣の深さや俳句を詠まれることなど
そのすべてが 自分と違いすぎて戸惑っています。

今後とも宜しくお願いいたしますm(__)m。
Posted by 夢子 at 2016年06月26日 09:22
kumiさん
私も曖昧な日本語を使っていることしばしばですが
時として聞き捨てならない敬語や謙譲語に出遭う事があります。
丁寧の度が過ぎてくすぐったい事もありますね。
他人の事は目につきますがいざ私事となると?
俳句も然り、他人様の俳句は何とでも言えるのですが
自分の俳句となるとさっぱりなのです。
Posted by ふきのとう at 2016年06月26日 09:48
夢子さん
一生懸命生きていますが仰られるほど丁寧に暮らしている訳では
ありませんから気楽に覗いてくださいまし。

子供の頃、幼馴染に男の子が多く、「オレ、オレ」と言っておりましたら
小学1年生の担任に「〇〇さん、女の子はオレではありませんよ」と言はれ
「先生、それならボクで良いですか?」と答え、姉と同級生の担任の
「開いた口が塞がらない」事件がありましたっけ。
そんな訳で紆余曲折の人生です。
Posted by ふきのとう at 2016年06月26日 09:59
黄泉のこと、の一句、凄いですね。すぐに覚えてしまいました。

言葉遣いは難しいですね。このごろの馬鹿丁寧な言い回しや、「させていただく」 の乱発には違和感を覚えます。また、外食店での 「いらっしゃいませ、今日は」 も変です。お友だちではないのですから、「今日は」 は余計でしょう・・・
Posted by rocky at 2016年06月27日 17:12
rockyさん
こんな事書いてしまいましたが私とて謙譲語を正しく
使っている自身があるとは言えません。
内館牧子さんの著書の中に、上流階級の夫人が俗語の「ヤバイ」を
「おやぼうございますと」と言ったと言う件がありました。
この言葉は本当に「ヤバイ」ことぐらいは解っておりますのです。
Posted by ふきのとう at 2016年06月27日 17:51
言葉そう思います 不自然だと思う気持ちが薄れるのも寂しいです
Posted by 山水 at 2016年08月04日 20:30
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