2017年11月27日

奥様を亡くされて

            唯一の男性句友宅へ
     超結社句会の友人が奥様を亡くされた。10月19日のことだった。
     会員5人の中のただ1人の男性の句友、「お悔みにお伺いするけど、あなたはどうなさる」
     「ご一緒させて下さい」。今年83歳になられ、亡くなった奥様も同齢と伺った。
     お子さんたちとは別居、1人住まいだが、部屋も片付いていて、ご霊前には綺麗に
     お花や朝食も供えてあった。そして私達に美味しいお茶も淹れてくれ、驚いた。
     やはり「寂しい」と何度も仰った。実は「早い者勝ち」と真実思って来た私が
     一昨日、リビングの窓から沈む夕日を見ながら「何と寂しくもの悲しい...こんな思いを
     夫は耐えられるだろうか」と思った時、それ迄「早い者勝ち」」と思っていたが
     私が残って正解もしれないと思ったばかりだったから、大切な奥様を亡くされた句友との
     ご挨拶は言葉にならなかった。
     帰りがけに、「〇〇さん、お互い風邪など引かぬよう頑張りましょうね」としか言えなかった。

     平服でと言われていたので、夫の木綿絣のアンサンブルの長着を解いて仕立てたばかりの 
     洋服を初めて着て行くことにしたのだった。
     夫が花巻から上京する時に母親が仕立ててくれたもので、大阪時代、休日にはよく着ていた。
     胴裏の木綿はそのまま上着の裏に使用したが、スカートは滑りのよいキュプラにした。
     これを着ていれば夫が守ってくれると勝手に思っている厄介な女房だ。

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     つまらない婆さんの写真を止めて改めて写したものに替えた。
     不慮の出来事に7K痩せたが、元に戻るかもしれないので、ウエストも
     あまり詰めないで、足を崩しても楽なように仕立てた。
         
        冬ぬくし形見の書生絣着て   ふきのとう
posted by ふきのとう at 19:03| Comment(10) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月25日

夫の郷里から

                嬉しい贈り物
     無事夫の納骨式を終えて郷里の甥や姪たちに心ばかりの返礼をした。
     そして昨日、甥から宅配便が届き、余計な心配を掛けてしまったが
     夫との思い出を記した手紙と共に嬉しい品物がたくさん詰まっていた。
     パッキングの岩手日報も懐かしい!

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     この他に庭で採れたと言う柿なども入っていた。「銀河のしずく」賢治に因んでの
     命名と思う。2種類の花巻産の新米だ。
     そして4枚目の写真、裸眼で見た時は、菜の花畑に立つ農村の青年だと思ったが
     眼鏡を掛けて良く見ると、甥ではないか!なんと無農薬栽培の菜種油の生産者
     だったのだ。退職後父親の家業の後継となり農業をしていることは知っていたが
     菜種油の精油を手掛けていることは全く知らなかった。
     「大切な人に贈る太陽のなたね油」のキャッチフレーズ、今年600本(1瓶180g入)
     精製されたと言う、尊い油だった。このところあまり料理をしていないが、明日は
     少し手をかけて料理をしてみよう。花巻米と菜種油を使って。

         釣瓶井戸今も健在今年米     ふきのとう
posted by ふきのとう at 19:52| Comment(9) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月23日

月命日

              3回目の月命日
     私には長い長い三3ヶ月であった。夫が黄泉に発ってから今日が
     3回目の月命日、昨日から降り続いていた雨も上がり、日が差している。
     
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      夏の間は取り寄せを中止していた、夫好みの金平糖が一昨日届き仏前に。
      この甘さの上質は、他のものと比べて見るとよく解る。
      夏の間は近くの店に在るもで間に合わせ、秋口から翌年の5月まで
      この店のものを長い間取り寄せている。

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      今朝のお茶は、静岡市井川の手揉みのお茶を丁寧に淹れた。
      山吹色の美味しいお茶だった。「絵」を描くことは最も苦手と言い
      焼物に何かを描くことは無かった夫の唯一の作品、自分では
      「十草擬き」と言っていた。3客だけ残っている。

      昨日は息子から電話があり、1人で車に乗っている時「お父さんはもうこの世に居ないんだな〜ぁ
      と思うと今でも涙が出るよ」と言い「それにしても僕に何であんな手紙を残したんだろう?」と。
      「お姉ちゃんもお母さんも良いよな、いい手紙で」と言う。
      「お父さんなりの言い分があったのよ、きっと」と言うと「借金の催促だぜ...いいと言える?」
      「小さなことを疎かにするなって言いたかったんじゃないの!あなたの品格を維持せよって
      認めていたじゃないの!」と言うと「何だか知らないけどさ...」年内にもう一度来る
      と言って電話を切った。
      娘婿が息子と同じ年だと言う姪は、葬儀の時の息子を見て「驚くほどしっかりしている」と褒めてくれた。
      親の私から見れば足りないところだらけと感じているが、他人様から見れば少しは
      成長したのかも知れない。

          寒椿五体投地のごと散りぬ     ふきのとう
posted by ふきのとう at 10:05| Comment(13) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする