2017年07月10日

秋海棠

                昨年より早く
       対好きな秋海棠が咲き始めた。去年よりも1ヵ月と少し早い。
       歳時記でも花の名の示すように「初秋」の季語だ。
       初秋と言うにもあまりに早すぎる。

       DSCN0153.JPG
       
       <控え目の花だが、雨の日でも意外に凛とした姿を保っている。
       秋海棠といわれればなるほど海棠の花に似たところはあるが、しかし
       この名は適切を欠く。実物にふさわしいもっといい名前にかえられぬものか。>と
       飯田龍太は述べている。
       花の色はよく似ているが葉の形は全く似てはいない。確かに安易な名づけ方とも思える。
       
       今日は娘が夫を見舞ってくれて昼食を3人で食べた。いつもはトーストを1/2しか
       食べないのだが今日は1枚をしっかり食べた。 さすがにスープは少し残したが
       米茄子の田楽も美味しそうに食べてくれた。
       
       沢山の時間が有りながら、最近はあまり読書をしていない。 心身の在り様が左右するようにも思う。
       そんな時は詩集を読むのが良いと解った。(私の場合)
       月岡一治の「明日に向かう駅」この平明な詩は何度読んでも心に響く。

       DSCN0129.JPG

       詩集よむ朝のひととき百合ひらく      ふきのとう

       
posted by ふきのとう at 17:03| Comment(8) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月06日

鉄の風鈴

                亡兄の形見
      台風も被害なく過ぎ去り、今日は青空も覗いて正しく梅雨の晴れ間。
      未だ台風の渦中にある皆さんの無事を祈るのみだ。

      毎年7月1日に出していた風鈴、忘れていたわけではないが、今年は今日になってしまった。

      DSCN0152.JPG

      この南部鉄の風鈴は今は亡き夫の兄が、この家を建てた時に送ってくれたものだ。
      今は見慣れてしまったが、家紋入りの風鈴でその風情にも存在感がある。
      その義兄も疾うに鬼籍に入り、形見の風鈴となってしまった。

      風鈴の舌に書かれし万葉歌  ふきのとう

      DSCN0148.JPG

      今月の日捲り、日捲りから我が家への暑中見舞いだ。「ああ、夏が来た」と毎年思う瞬間。
posted by ふきのとう at 13:30| Comment(8) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月02日

花筏

               新前が老練に
      朝起きていの一番にヤマボウシの木の下に行って見る。
      「おお!ハナイカダの実が色付いている!」と言っても実は艶やかな黒色だ。
      はじめの青い実は新前、熟してからの黒色は老練の船頭と言う事だろう。
      昨年も沢山の実をつけてくれて切り花にして楽しんだ。
      自分の家にも植えたいという句友2人に株分けをしたため、今年は花も実も少ない。
      この株分けが至極困難で、雌雄異株だから花が咲かなければ雌雄の区別が難しい。
      かなりの大株だったが、雌雄の株を2人分に分けたから、本家も大そう貧弱になってしまった。

              5月25日現在
      DSCF3977-thumbnail2.jpg

               そして今朝
      DSCN0144.JPG

      桜の花が散り始め、池や小川にかたまって流れる様を筏に見立てて「花筏」と言うが
      この緑の葉を筏に、黒い実を船頭と見立てた、日本人ならではの 風雅な名前だ。
      別称を「ヨメノナミダ」と言うらしいが、この艶やかな黒い実を涙と見立てるならば
      幾星霜、苦労を背負った嫁の涙に違いない。

         吾に嫁といはれし時代花筏        ふきのとう

      
posted by ふきのとう at 15:55| Comment(7) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする