2018年01月11日

寒波襲来

                白無垢の富士山

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    今朝の富士山は申し分の無い白無垢の山容を見せてくれて、寒さも忘れて見入ってしまう。
    静岡と聞けば温暖な気候とと大方の人は思っているだろう、当地のように
    雪が降ればニュースになり(積雪2〜3p)しかも10年に1回降るか降らないかの
    地域もあれば写真の様に、富士山に近い辺りは雪が降り、長野県に隣接する地域には同
    県内でも豪雪地帯もある。南アルプス、赤石山脈の深南部に在る大無限山では
    小学校時代からの同級生であった男子が深雪の中で遭難、18歳の命を奪われてしまった。
    端から見る分には、雪景色も田園風景も美しく、正しく日本を代表する景色ではあるが   
    豪雪地帯の暮らし、農業の維持を考えれば、趣や感傷に浸ってばかりはいられない。

         富士凛と花柊のかほりけり    ふきのとう
    

     
posted by ふきのとう at 15:47| Comment(8) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月06日

一足早く

                 七草粥
     昨日嫁からメールがあり、今日あきる野市から息子家族がやって来た。
     ならば、明日の七草粥を本日、と思い、今朝、家の周りの畦道を一巡、芹、薺、御形
     蘩蔞、仏座、を摘み、あとは家に有る蕪と大根に餅を入れて...。

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     どこのお宅でも、7日の朝の行事と思うが、我が家は毎年7日の夜の行事だ。
     11月に結婚、翌年の1月7日の朝の七草粥を食べた夫は、「ゆっくり食べたいから
     来年からは夜にしてくれないか」と言うのだった。それ以来、昨年まで「七草粥」は夜の
     行事となった。私としては、久しぶりに息子に食べさせたいとの思いであったが、果たして
     「我が家も夜にしてます!〇〇さんが(息子)がゆっくり食べたいって言うものですから」
     と、言うではないか。「あらっ!若いのに偉いわねっ!ありがとう!」聞けば家族全員が
     大好きで、夜ゆっくり食べるのだと言う。若い嫁だから「七草粥は作らないだろう」と言う
     私の浅はかな勘が見事にはずれたのだった。こんな嬉しい「はずれ」はない。

     「小学校の時さぁ、先生が『今朝七草粥をたべましたか?』て聞くんだよねっ、夜に食べる
      て言ったらさ、ええっ!どうして?てって言うんだ、困っちゃったよ!」と息子が言った。
     そう言えば、娘の家も、娘が嫁いでから夜にしているという。
     
     写真を撮り忘れ、見苦しい写真となってしまった。3合焚いた粥を5人でたいらげた。
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     高すぎるベット、重くなった居間の引き戸の調節、パソコンに向かう時、足元に
     暖を取るための電気ストーヴ、灯油の補給などしてくれて、子供の部活があるからと
     泊らず、先ほど帰って行った。

           末の子にひと足早きなづな粥   ふきのとう

     


     

posted by ふきのとう at 23:03| Comment(8) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月03日

今時の...

             小学五年生の女の子
     五年生になる孫娘がタブレットを開いては繰り返し聞く楽曲、気怠い歌い方に聞こえるが
     耳障りは悪くはない。「誰が歌っているの?」と聞くと、「カミラ.カベロっていう人で
     Havanaって曲なの、去年の夏からすごく流行っててね、聴いていると中毒になっちゃうの」と
     言う。「日本の無歌手にも似たような人がいるのよ」と言うと「何ていう歌手?」と言うので
     日吉ミミと答えた。早速、youtubeで聴き、「ぜぇ〜んぜん、ちがう〜ぅ」と言われてまった。

     

     話言葉の中に「〇〇ちゃんはナルシスト」なども出て来るので、意味を理解しているのか
     娘に聞くと「勿論」だという。マァダァスティ(?)は知っているのかは聞かなかったが
     この子は早熟な部類ではないと言う。言葉尻を取れば私には早熟に見えるが,,,
     今時の女の子に、新年早々、驚かされたのだった。昨日、娘たちも帰り、今日からまた独り。

     お時間のお有の時、Havana 聴いてみて下さいまし!

    *俳句は続けるつもり、刺繍は細々、相棒を亡くし登山は出来ないので
     ブログのタイトルと、表紙を新装した。こんな事に時間を費やすのも  
     心を処すひとつだ。

        若水として水道のほとばしり     ふきのとう
 
posted by ふきのとう at 21:07| Comment(4) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月01日

初春

                今年こそ 
    少し風は強いけれど新しい年に相応しく富士山も美しかった。
    昨日、午後から娘がやって来てくれて、独りの年越しと思っていただけに嬉しかった。
    「何にもしないと言っても、やっぱりねっ!」「お父さんにお膳を作りたかったから」
    「きんとんが無いのはやっぱり寂しいわねっ!」「そぅね、裏ごししてくれる人が
    いなくなっちったからね」などと話ながら、⇓夫の好物の煮物を供え、私達も頂いた。
    時々「美味しい?」遺影に問いかけながら。

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    すっかり立ち直るには未だまだ時間のかかることと思うが、悲しみはゆっくり消化しよう。

        黄泉に在りし夫に存問叙夜の妻    ふきのとう

    

    

    
posted by ふきのとう at 17:37| Comment(10) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月31日

皆さま佳いお年越を

               guestの皆様ありがとうございました。
      2017年の後半は私の激動の月日でしたが、皆さまのあたたかな眼差しに支えられ
      まして乗り切りつつありますことに深く感謝申し上げます。
      皆さま佳いお年越をなさいまして。

      料理をしない年の瀬がこんなにも虚しいことを初めて体験している。
      一般的に妻の服喪期間は13ヵ月であるようだが、新しい年の霊供膳は夫好みにと思い
      例年通り「生麩」を取り寄せた。世に生麩を好む男性は少ないと、製造元のご主人は
      言われるが、例外もあり、夫は好んで食べた。

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      結婚して間もない頃、四条河原町にある料理屋さんに連れて行ってもらった時
      初めて「高野豆腐」食べた。既に夫は味を知っていて「こんなふうに煮れたらいいね」
      と言った。後に、生まれも育ちも京都だという方と知り合い、調理法を伝授していただいた。
      当時の高野豆腐は今の様に、手早く煮ることの出来ない代物で、時間を掛けて水でもどし
      その後、丁寧に丁寧にぬるま湯を何回も変えながらもどす。この手際がよくないと失敗する。
      もどした後、だしの効いた調味汁でゆっくり煮含める。落し蓋は紙のものがよい。
      重すぎると、形に影響してしまう。なま麩も然り、弱火でじっくり、決して具を躍らせては
      ならない。高野豆腐やなま麩が嫌いと言う話を聞くと「旨い高野豆腐やなま麩を食べたことが
      無いからだろう」が夫の口癖で、その口癖はどんな食べ物にも同様だった。
      息子家族、娘家族も喜んで食べてくれるから嬉しい。
      昨夜もどした高野豆腐に焼き金串で松葉(そのつもり)印、煮含めておいた。

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      料理やさんにはこういった焼き印が様々あるようだ。或る日思いついて焼き金串で
      試みて以来、物日のみに印している。      料理に対する私なりの意気込みは
      「褒め上手」な夫に乗せられてしまったからであろう。

         喪ごころのいつもどこかに日記果つ      ふきのとう

      
posted by ふきのとう at 10:12| Comment(4) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月28日

千羽鶴

                包みを開いて...
     昨日、とても気になっていた菩提寺へのご挨拶から帰宅すると、ポストに小包が届いていた。
     大きさの割には手応えは軽い「何かしら...?」と思って開いて絶句!
     嬉しさと有り難さに「絶句」することを初めて体験したのだった。そして、添えられた
     手紙を読んで、座り込んで暫く涙が止まらなかった。 

     「今年五月病院からの帰途「椿」へお立ち寄りくださった時の奥様の悄然としたお姿が
     忘れられませんでした。初来店でブログに「椿」を素敵に紹介して下さり、それだけで
     「椿」のオープンの意味があったと嬉しく感謝でした。素人のハンバーグを再三美味しいと
     召し上がって下さるご夫妻に、私に出来ることは...と思案した末「奇跡をおこせたら」との
     想いで指先も視力もおぼつかない儘、それでも心を込めて千羽鶴を折り始めました。
     完成間近の晩夏、黄泉へたたれたと知りました。無念の想いの中、お優しいご主人様を
     偲び、ご冥福を祈り乍ら折り終えました。ご仏前へお供え頂けましたら幸いです。」
                     喫茶  椿   〇〇
     と、美しい文字で綴られていた。

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     そう、この日夫は未だ車に乗れたのだった。診察が終わるといつも院内の茶房で
     簡単な食事を済ませて帰路に着くのだが、この日は「椿」で食事をして帰った。
     日頃はその殆どが和食好み、肉より魚派の夫が珍しく「椿」のハンバーグを
     美味しいと言うのだった。素人のハンバーグと言われるが、そうではない
     美味しさを表現するのは難しいが、その上品な味は、体に沁みるようで、体力の
     落ちた夫に精気を持たせてくれるように思えたし、満足そうに残さず食べる
     夫を見るのは、私に安堵感も生まれたのだった。茶房の庭の紅葉を楽しみにしていた
     夫も、その紅葉に会うこともなく黄泉にいってしまったのだった。
     「椿」での食事がが夫の最後の外食となった。


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         千羽鶴と共に「椿」の今年の紅葉の写真も添えられていた
   
           たまきはる千の折鶴冬銀河    ふきのとう
posted by ふきのとう at 21:06| Comment(8) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月26日

町役場へ

                バスに乗って 
    約3,5Kの道程、歩けない訳では無いけれど、身も心も押し戻されそうな強風
    バスで行くことに決めた。このところ外出していないので久しぶりのバスだったが驚いた。

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    こんな田舎の路線バスにもハングル文字の掲示板が......。
    5分も歩けばバス停なのだが「〇〇さん、どこへ行くの?」ご近所の農業青年?が
    声を掛けてくれた。「ありがとう、足を使いたくて!またおねがいします!」   
    レタスの収穫の手を止めて声を掛けてくれた。とても嬉しくてウルウルしてしまう。
    先日も「〇〇さんが独りになったから、遊びに行ってやってって、〇〇さんから言われたもんで」
    と言って、少し離れた家のお嫁さん(?)が来てくれた。私より10歳若く、埼玉出身だと言う。
    〇〇さんとは、家の玄関前の畑の地主さんだった。ご近所に支えられての暮しも数え日となる。

    いつも室内からの富士山だが、今日は役場の帰り道、家の外から我が家も容れて

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    クリスマス用の出荷も終わり春を待つレタス畑のビニールハウス(家の前の畑)

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         今日富士の申し分なき雪の丈    ふきのとう

    子供の時から見慣れている富士山だが雪を被た富士山は格別、日常に富士山を見る
    機会を得なかった夫が此処に家を建てた心情が伝わる。

    

    
posted by ふきのとう at 14:13| Comment(8) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする