2018年01月17日

ちらし鮨

                友人来訪
     夫を亡くしてから「お夕飯をいっしょにたべましょ」と言って何度となく
     見舞ってくれる友人が昨夜も来てくれた。 
     友人の従弟の経営している鮨の仕出し店のお鮨を携えて。
     切り干し大根の煮物、はりはり漬け、即席の味噌汁を用意しただけだったが
     私には久しぶりのご馳走となった。

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           南瓜、大根、人参の糠漬け
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     お茶は「世界農業遺産」静岡の茶草場農法「深蒸し茶」を用意した。

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     二人の食卓は楽しくて、あっと言う間に時間が経ってしまった。
     昨夜は風も無く、いつになく静かな夜だった。バイクで来てくれるから心配になったが
     「今着いたから」と電話があり、間もなく予報通りの雨の音がした。
     「只今、雨、濡れなくてようございました」とメールを送った。

         遠来の友あり夜のあたたかし      ふきのとう
     
posted by ふきのとう at 10:46| Comment(6) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月14日

暫く続けることにします

               糠みそ
    目が覚めるとリビングの明り取りから日が差しているではないか。
    「お父さん、寝過ごしちゃったの、7時10分!お茶ちょっと待っててね!」
    目覚ましはかけないが、滅多に寝過ごすことは無いのに。
    白湯を飲んでお茶を淹れて...テレビで「ぬか漬け、九州秘伝の美味」を放送していた。
    これは観なくては、夫が居合せたらきっと私を呼んでくれただろう。
    嫁入り道具の1つに「糠床」があり、今もすこぶる健在だ。

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    夫の郷里の豊富な漬物の美味しさを、結婚式に付き添ってくれた美容師さん(80歳)も
    今でも思い出したようによく話すのだった。
    暖地の当地では漬物の種類は豊富ではないが糠漬けが最もポピュラーな漬物だと思う。
    亡母の糠漬けは友人たちの間でファンも 多く、私にとっても嬉しいことだった。
    夫の郷里では味噌漬け、塩漬けが主のようだから夫が糠漬けを口にしたのは結婚して
    からではなかろうか。 好んで食べてくれて、亡くなる前日も人参、胡瓜、白瓜、キャベツ
    パプリカなど少しではあるが、ゆっくりゆっくり食べたのだった。
    大阪時代、実家の法事で家を空けた時「手を入れないと食べられなくなっちゃうけど...」
    と思案していると「何とかするよ」と言い、帰宅すると糠床に「しゃもじ」が入っていたこと
    があったっけ...
    私が、カテーテルのアクシデントに遭い1ヵ月の入院をした時も糠床を守ってくれて
    病院にも胡瓜の糠漬けを、こっそり持って来てくれたのだった。 糠床を守っている事の証だったのだろう。
    独りになってしまった今、続けようか迷っている矢先に今朝のテレビを観たのだった。
    「ぼちぼち」になってもいい、しばらくは続けることにしようと思ったのだった。

       糠床に春の兆しや厨妻     ふきのとう

    
posted by ふきのとう at 10:46| Comment(7) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月12日

菜箸と黒文字

           夫の遺してくれたもの(私の手に合せて)

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     40年以上は使っているだろうか、私の手に合せて夫の作ってくれた菜箸
     とても使いやすくて重宝している。今は色々なサイズもあり、形もあるようだが
     当時はまるい箸で大小のサイズがあり、糸で繋いであるものだった。息子のカブスカウトの
     行事で「そうめん流し」があり、使用した竹の残りで私に菜箸を作って来てくれたのだった。
     「いつも使いづらそうにしていたから、お母さんの手に合せたつもり」と言ったっけ。
     そう、私の手は少し小さい、本当のことを言えば指が短いのだ。
          (糸で繋がれていたから、そう見えたのだろう)
     とても使いやすくて、飴色を通り越して、茶色になってしまったがこの先も使い続けるつもりだ。

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     家の庭に植えていた「黒文字」の木が或る日枯れてしまった。初夏の芽吹きも
     美しかったが、葉をつまんで揉むと涼やかな香りも楽しめたし、清楚で地味な花だが
     夫の作った花入れにも挿して楽しんだ。「楊枝にしてくれないかしら」と頼むと
     休日を利用して沢山の楊枝を作ってくれたのだった。

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     「練り切」を好んで食べたからこの楊枝はとても役立った。これだけあれば
     この先私が存分に使えそうだ。外出の機会を得たら、和菓子屋さんへ行こう。

        山椒の芽竹の菜箸飴色に    ふきのとう

        黒文字のかほり仄かや椿餅   ふきのとう
 
     
    
posted by ふきのとう at 19:32| Comment(10) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月11日

寒波襲来

                白無垢の富士山

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    今朝の富士山は申し分の無い白無垢の山容を見せてくれて、寒さも忘れて見入ってしまう。
    静岡と聞けば温暖な気候とと大方の人は思っているだろう、当地のように
    雪が降ればニュースになり(積雪2〜3p)しかも10年に1回降るか降らないかの
    地域もあれば写真の様に、富士山に近い辺りは雪が降り、長野県に隣接する地域には同
    県内でも豪雪地帯もある。南アルプス、赤石山脈の深南部に在る大無限山では
    小学校時代からの同級生であった男子が深雪の中で遭難、18歳の命を奪われてしまった。
    端から見る分には、雪景色も田園風景も美しく、正しく日本を代表する景色ではあるが   
    豪雪地帯の暮らし、農業の維持を考えれば、趣や感傷に浸ってばかりはいられない。

         富士凛と花柊のかほりけり    ふきのとう
    

     
posted by ふきのとう at 15:47| Comment(8) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月06日

一足早く

                 七草粥
     昨日嫁からメールがあり、今日あきる野市から息子家族がやって来た。
     ならば、明日の七草粥を本日、と思い、今朝、家の周りの畦道を一巡、芹、薺、御形
     蘩蔞、仏座、を摘み、あとは家に有る蕪と大根に餅を入れて...。

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     どこのお宅でも、7日の朝の行事と思うが、我が家は毎年7日の夜の行事だ。
     11月に結婚、翌年の1月7日の朝の七草粥を食べた夫は、「ゆっくり食べたいから
     来年からは夜にしてくれないか」と言うのだった。それ以来、昨年まで「七草粥」は夜の
     行事となった。私としては、久しぶりに息子に食べさせたいとの思いであったが、果たして
     「我が家も夜にしてます!〇〇さんが(息子)がゆっくり食べたいって言うものですから」
     と、言うではないか。「あらっ!若いのに偉いわねっ!ありがとう!」聞けば家族全員が
     大好きで、夜ゆっくり食べるのだと言う。若い嫁だから「七草粥は作らないだろう」と言う
     私の浅はかな勘が見事にはずれたのだった。こんな嬉しい「はずれ」はない。

     「小学校の時さぁ、先生が『今朝七草粥をたべましたか?』て聞くんだよねっ、夜に食べる
      て言ったらさ、ええっ!どうして?てって言うんだ、困っちゃったよ!」と息子が言った。
     そう言えば、娘の家も、娘が嫁いでから夜にしているという。
     
     写真を撮り忘れ、見苦しい写真となってしまった。3合焚いた粥を5人でたいらげた。
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     高すぎるベット、重くなった居間の引き戸の調節、パソコンに向かう時、足元に
     暖を取るための電気ストーヴ、灯油の補給などしてくれて、子供の部活があるからと
     泊らず、先ほど帰って行った。

           末の子にひと足早きなづな粥   ふきのとう

     


     

posted by ふきのとう at 23:03| Comment(8) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月03日

今時の...

             小学五年生の女の子
     五年生になる孫娘がタブレットを開いては繰り返し聞く楽曲、気怠い歌い方に聞こえるが
     耳障りは悪くはない。「誰が歌っているの?」と聞くと、「カミラ.カベロっていう人で
     Havanaって曲なの、去年の夏からすごく流行っててね、聴いていると中毒になっちゃうの」と
     言う。「日本の無歌手にも似たような人がいるのよ」と言うと「何ていう歌手?」と言うので
     日吉ミミと答えた。早速、youtubeで聴き、「ぜぇ〜んぜん、ちがう〜ぅ」と言われてまった。

     

     話言葉の中に「〇〇ちゃんはナルシスト」なども出て来るので、意味を理解しているのか
     娘に聞くと「勿論」だという。マァダァスティ(?)は知っているのかは聞かなかったが
     この子は早熟な部類ではないと言う。言葉尻を取れば私には早熟に見えるが,,,
     今時の女の子に、新年早々、驚かされたのだった。昨日、娘たちも帰り、今日からまた独り。

     お時間のお有の時、Havana 聴いてみて下さいまし!

    *俳句は続けるつもり、刺繍は細々、相棒を亡くし登山は出来ないので
     ブログのタイトルと、表紙を新装した。こんな事に時間を費やすのも  
     心を処すひとつだ。

        若水として水道のほとばしり     ふきのとう
 
posted by ふきのとう at 21:07| Comment(4) | 俳句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月01日

初春

                今年こそ 
    少し風は強いけれど新しい年に相応しく富士山も美しかった。
    昨日、午後から娘がやって来てくれて、独りの年越しと思っていただけに嬉しかった。
    「何にもしないと言っても、やっぱりねっ!」「お父さんにお膳を作りたかったから」
    「きんとんが無いのはやっぱり寂しいわねっ!」「そぅね、裏ごししてくれる人が
    いなくなっちったからね」などと話ながら、⇓夫の好物の煮物を供え、私達も頂いた。
    時々「美味しい?」遺影に問いかけながら。

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    すっかり立ち直るには未だまだ時間のかかることと思うが、悲しみはゆっくり消化しよう。

        黄泉に在りし夫に存問叙夜の妻    ふきのとう

    

    

    
posted by ふきのとう at 17:37| Comment(10) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする